11月21日(火)に、要興業(6566)の東証2部への上場が承認されました。
要興業は、一般・産業廃棄物の収集運搬・中間処理、リサイクル事業を行っている会社です。
これにより、12月25日(月)に上場予定となりました。また、想定価格700円に対し仮条件は700円~750円。公開価格は750円に決定しました。
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Contents
要興業(かなめこうぎょう)が上場へ!
株式会社要興業
想定価格700円から計算したPER(連結)は14.30倍、PBR(連結)は0.77倍、公開時価総額目安は、約106.4億円です。
PER:第45期決算時の当期純利益を基に算定
PBR:第46期第2四半期決算時の純資産額を基に算定
【業績】
業績は、売上高は伸びているものの、
利益は頭打ち状態です。
監査法人は「新日本有限責任監査法人」
業種は「サービス業」です。
新規(株式)発行による手取金の使途は、「設備資金、投融資資金、借入金の返済資金」に充当予定。
上場日までのスケジュール
銘柄名/証券コード | 要興業/6566 |
市場 | ジャスダック・スタンダード |
上場日 | 12/25(月) |
仮条件決定日 | 12/6(水) |
BB期間 | 12/7(木)~12/13(水) |
公開価格決定日 | 12/14(木) |
購入申し込み期間(※) | 12/15(金)~12/20(水) |
払込期日 | 12/24(月) |
(※)証券会社によって期日が異なるため、お申込み証券会社でご確認ください。
発行条件など
決算 | 3月 |
申込単位 | 100株 |
想定価格 | 700円 |
仮条件 | 700円~750円 |
公開価格 | 750円 |
株価初値12/25(月) | 950円(126.67%・1.27倍) |
公開株式数 | 5,147,700株
|
上場時発行済株式数 | 15,200,000株 |
公開株式数はオーバーアロットメント(OA)と合わせて5,147,700株で最大当選枚数は51,477枚です。
当選枚数は、かなり多いIPO銘柄です。想定価格の700円で計算した吸収金額は、約36.0億円でジャスダック・スタンダード市場の中では大型の吸収額となります。
申込みができる証券会社
- 主幹事証券:
・野村證券 - 幹事証券:
・三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・みずほ証券
・SMBC日興証券
・SBI証券
※ブックビルデング申込期間は、2017年12/7(木)~12/13(水)となっています。
ロックアップと株主上位
氏名・名称 | 所有株式数(株) | 所有割合(%) | ロックアップ |
藤居 秀三 | 3,320,000 | 23.38 | 90日 |
要興業社員持株会 | 3,063,700 | 21.58 | 90日 |
(株)要興業 | 1,000,000 | 7.04 | 全株公募 |
日本生命保険相互会社 | 950,000 | 6.69 | 90日 |
大星ビル管理(株) | 850,000 | 5.99 | 90日 |
大星ビルメンテナンス(株) | 850,000 | 5.99 | 90日 |
藤居 千惠子 | 506,300 | 3.57 | 全株売出 |
藤居 幸弥 | 370,000 | 2.61 | |
荒井 昇 | 300,000 | 2.11 | 90日 |
中島 和子 | 300,000 | 2.11 | 全株売出 |
(株)三菱東京UFJ銀行 | 300,000 | 2.11 | 90日 |
坂原 謙二 | 290,000 | 2.04 | 90日 |
(株)みずほ銀行 | 200,000 | 1.41 | 90日 |
野村ホールディングス(株) | 200,000 | 1.41 | 全株売出 |
藤居 邦彦 | 150,000 | 1.06 | 90日 |
藤居 隆史 | 150,000 | 1.06 | 90日 |
藤居 睦子 | 150,000 | 1.06 | 90日 |
松浦 義忠 | 150,000 | 1.06 | 90日 |
■ 上記株主保有分のうち、
藤井秀三氏の保有する820,000株・藤井千惠子506,300株・中島和子300,000株・野村ホールティングス200,000株・荒井昇150,000株・日本生命保険相互会社100,000株・大星ビル管理(株)100,000株・大星ビルメンテナンス(株)100,000株・みずほキャピタル(株)100,000株は今回の売り出し株式となります。
また、所有株式数の()内は、新株予約権による潜在株式数です。
※ロックアップ90日目は、平成30年03月24日(土)
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要興業のIPO株価の初値予想
株価の初値予想としては、ある程度の上昇は期待できそうです。
最大当選枚数は51,477枚、想定価格700円で計算した吸収価格が36.0億円、想定時価総額は約106.4億円とジャスダックスタンダード市場の中では大型案件です。
【プラス】
- PER・PBR的に割安感
【マイナス】
- 当選枚数の多さ
- 一部の株主にロックアップなし
- 売上は伸びているものの、業績は横ばい
- 公募株より売出株の方が多い
- 業種的IPOテーマとしての話題性・人気度は低い
要興業の事業内容は、東京23区を中心に、産業廃棄物に分類されるビン、缶、ペットボトル、粗大ごみ等や、一般廃棄物に分類される可燃ごみ等の収集運搬・処分、リサイクル(資源物の売買)を中核とした事業を行っています。
最大当選枚数は多く、業種テーマ的にも地味なため、あまり大きな上昇は期待できそうにありません。それでも、PER・PBR指標からみた割安感や、想定価格700円(最小購入単位7万円)という買いやすさもあるため、ある程度の上昇になるのではないでしょうか。
【11月IPO】
- 15日(水)シー・エス・ランバー(7808/JQスタンダード)
- 21日(火)サインポスト(3996/マザーズ)
- 28日(火)ポエック(9264/JQスタンダード)
- 28日(火)幸和製作所(7807/JQスタンダード)
- 28日(火)クックビズ(6558/マザーズ)
- 29日(水)トレードワークス(3997/JQスタンダード)
【12月IPO】
7日(木)アトリエはるか(6559/名証セントレックス→上場延期)- 12日(火)一家ダイニングプロジェクト(9266/マザーズ)
- 12日(火)カチタス
- 13日(水)SGホールディングス(9143/東証)
- 13日(水)グローバル・リンク・マネジメント(3486/マザーズ)
- 13日(水)マツオカコーポレーション(3611/未定)
- 13日(水)ヴィスコ・テクノロジーズ(6698/JQS)
- 14日(木)アルヒ(7198/未定)
- 14日(木)エル・ティー・エス(6560/マザーズ)
- 15日(金)HANATOUR JAPAN(6561/マザーズ)
- 15日(金)イオレ(2334/マザーズ)
- 18日(月)ジーニー(6562/マザーズ)
- 18日(月)ナレッジスイート(3999/マザーズ)
- 18日(月)すららネット(3998/マザーズ)
- 18日(月)歯愛メディカル(3540/JQS)
- 19日(火)みらいワークス(6563/マザーズ)
- 20日(水)オプトラン(6235/未定)
- 20日(水)森六ホールディングス(4249/未定)
- 21日(木)プレミアグループ(7199/東証2部)
- 22日(金)ミダック(6564/名証2部)
- 25日(月)ABホテル(6565/JQS)
- 25日(月)要興業(6566/東証2部)
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IPOに応募する方法
要興業株を保有するためには、IPO(新規公開株式)で狙っていく方法があります。IPOで株式を購入するためには、まず証券会社の口座を持っていないと申し込めません。
今回の主幹事は野村證券なので、当選確率を上げるためにはこちらからの申し込みが必須です。
その他にもネットで気軽に申し込みが可能な、要興業のIPO幹事では以下のような証券会社があります。
SMBC日興証券
SBI証券と並んで新規公開株式数がダントツなので、IPO投資をするなら口座開設必須の証券会社です。抽選は完全平等抽選で、完全平等抽選の場合は1口座に対して誰もが1チャンスなので「誰でも平等に当選チャンス」があります。
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