11月9日(木)に、マツオカコーポレーション(3611)の新規上場が承認されました。
マツオカコーポレーションは、アパレル品OEM製造を行っている会社です。
これにより、12月13日(水)に上場予定。13日はSGホールディングス、ヴィスコ・テクノロジーズ、グローバルリンクマネジメントと、のべ4社が同時上場となっています。
なお、想定価格2,420円に対して仮条件は2,420円~2,600円。公開価格は2600円で決定しています。
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Contents
マツオカコーポレーションが上場へ!
株式会社マツオカコーポレーション
想定価格2,420円から計算したPER(連結)は14.35倍、PBR(連結)は1.18倍、公開時価総額目安は、約232.9億円です。
PER:第61期決算時の当期純利益を基に算定
PBR:第61期決算時の純資産額を基に算定
【業績】
業績は、横ばい状態です。
監査法人は「有限責任監査法人トーマツ」
業種は「繊維製品」です。
新規(株式)発行による手取金の使途は、「子会社での設備投資に必要な金額をその都度、子会社への投融資資金」として充当予定。
上場日までのスケジュール
銘柄名/証券コード | マツオカコーポレーション/3611 |
市場 | ? |
上場日 | 12/13(水) |
仮条件決定日 | 11/24(金) |
BB期間 | 11/27(月)~12/1(金) |
公開価格決定日 | 12/4(月) |
購入申し込み期間(※) | 12/5(火)~12/8(金) |
払込期日 | 12/12(火) |
(※)証券会社によって期日が異なるため、お申込み証券会社でご確認ください。
発行条件など
決算 | 3月 |
申込単位 | 100株 |
想定価格 | 2,420円 |
仮条件 | 2,420円~2,600円 |
公開価格 | 2,600円 |
株価初値12/13(水) | 3,800円(146.15%・1.46倍) |
公開株式数 | 1,891,700株
|
上場時発行済株式数 | 9,625,000株 |
公開株式数はオーバーアロットメント(OA)と合わせて1,891,700株で最大当選枚数は18,917枚です。
当選枚数は、普通クラスである程度当たりやすいIPO銘柄です。想定価格の2,420円で計算した吸収金額は、約45.8億円の吸収額となります。
申込みができる証券会社
※ブックビルデング申込期間は、2017年11/27(月)~12/1(金)となっています。
ロックアップと株主上位
氏名・名称 | 所有株式数(株) | 所有割合(%) | ロックアップ |
松岡 典之 | 1,695,000 | 17.08 | 90日 |
合同会社マツオカカンパニー | 1,425,000 | 14.36 | 90日 |
(株)マツオカコーポレーション | 1,195,000 | 4.23 | |
(株)広島銀行 | 420,000 | 4.03 | 90日又は1.5倍 |
野村證券(株) | 400,000 | 3.28 | |
みずほ成長支援 投資事業有限責任組合 | 325,000 | 3.02 | 90日又は1.5倍 |
合同会社バインヒルコーポレーション | 300,000 | 3.00 | 90日又は1.5倍 |
マツオカコーポレーション従業員持株会 | 297,500 | 2.89 | 180日 |
(株)ファーストリテイリング | 286,500 | 2.77 | 90日又は1.5倍 |
三菱UFJキャピタル(株) | 275,000 | 2.52 | 90日又は1.5倍 |
アジアゲートウェイ1号 投資事業有限責任組合 | 250,000 | 2.52 | 全株売出 |
日本生命保険相互会社 | 250,000 | 2.52 | 90日又は1.5倍 |
神原汽船(株) | 250,000 | 2.52 | 90日又は1.5倍 |
倉敷紡績(株) | 250,000 | 2.52 | 90日又は1.5倍 |
(株)三菱東京UFJ銀行 | 200,000 | 2.02 | 90日又は1.5倍 |
鴻池運輸(株) | 150,000 | 1.51 | 90日又は1.5倍 |
島田商事(株) | 150,000 | 1.51 | 90日 |
東レ(株) | 150,000 | 1.51 | 90日又は1.5倍 |
金光仁美 | 100,000 | 1.01 | 90日又は1.5倍 |
(株)サンエス | 100,000 | 1.01 | 90日又は1.5倍 |
松岡 辰徳 | 80,000 | 0.81 | 90日 |
■ 上記株主保有分のうち、アジアゲートウェイ1号投資事業有限責任組合の保有する250,000株・松岡典之150,000株・島田商事(株)50,000株は今回の売出株式となります。
※ロックアップ90日目は、平成30年3月12日(月)
※ロックアップ180日目は、平成30年6月10日(日)
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マツオカコーポレーションのIPO株価の初値予想
株価の初値予想としては、あまり上昇は期待できそうにありません。
最大当選枚数は18,917枚、想定価格2,420円で計算した吸収価格が45.8億円、想定時価総額は約232.9億円。
東証1部又は2部への上場で、規模もある程度あるため、需給的には重そうです。
【プラス】
- 創業は1956年。社歴の長さによる信頼性
- PER・PBRの指標的に多少の割安感
- 上位株主には、概ねロックアップあり(売り圧力が少)
- 【外部環境】日経平均株価が最高値更新
【マイナス】
- 当選枚数が多め
- 業種的にアパレル関連はIPOテーマとしては不人気
- 業績は横ばい
- 12/13(月)はIPOが4つ(資金が分散しやすい)
マツオカコーポレーションの事業内容としては、アパレル製品の企画、製造及び物流等を主な内容とした事業活動を行っています。
1990年より生産、裁縫拠点を中国へ移し、アパレル向けのOEM(取引先ブランド生産)による商品の受注、生産、納品を行っています。
規模が大きめで、初値上昇になりにくいアパレル関連のIPOでもあるということで、あまり積極的な買いは期待できそうもありません。業績も横ばいで将来性を見込んでの買いも入りにくそうなため、初値は厳しい展開となるのではないでしょうか。
【11月IPO】
- 11/15(水)シー・エス・ランバー(7808/JQスタンダード)
- 11/21(火)サインポスト(3996/マザーズ)
- 11/28(火)ポエック(9264/JQスタンダード)
- 11/28(火)幸和製作所(7807/JQスタンダード)
- 11/28(火)クックビズ(6558/マザーズ)
- 11/29(水)トレードワークス(3997/JQスタンダード)
【12月IPO】
12/7(木)アトリエはるか(6559/名証セントレックス→上場延期)- 12/12(火)一家ダイニングプロジェクト(9266/マザーズ)
- 12/12(火)カチタス
- 12/13(水)SGホールディングス(9143/東証)
- 12/13(水)グローバル・リンク・マネジメント(3486/マザーズ)
- 12/13(水)マツオカコーポレーション(3611/未定)
- 12/13(水)ヴィスコ・テクノロジーズ(6698/JQS)
- 12/14(木)アルヒ(7198/未定)
- 12/14(木)エル・ティー・エス(6560/マザーズ)
- 12/15(金)HANATOUR JAPAN(6561/マザーズ)
- 12/15(金)イオレ(2334/マザーズ)
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IPOに応募する方法
マツオカコーポレーション株を保有するためには、IPO(新規公開株式)で狙っていく方法があります。IPOで株式を購入するためには、まず証券会社の口座を持っていないと申し込めません。
今回の主幹事は野村證券なので、当選確率を上げるためにはこちらからの申し込みが必須です。その他にもネットで気軽に申し込みが可能なマツオカコーポレーションのIPO幹事では以下のような証券会社があります。
SMBC日興証券
SBI証券と並んで新規公開株式数がダントツなので、IPO投資をするなら口座開設必須の証券会社です。抽選は完全平等抽選で、完全平等抽選の場合は1口座に対して誰もが1チャンスなので「誰でも平等に当選チャンス」があります。
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