11月10日(金)に、HANATOUR JAPAN(6561)のマザーズ市場への上場が承認されました。
HANATOUR JAPAN(ハナツアージャパン)は、訪日外国人向けツアーの地上手配を中心とする旅行事業、貸切バス・免税販売店・ホテル等施設の運営事業を行っている会社です。
これにより、12月15日(金)に上場予定。15日はイオレ(2334)と2社同時上場です。
なお想定価格2,580円に対して仮条件は、1,900円~2,000円。公開価格は2,000円で決定しています。
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Contents
ハナツアージャパンが上場へ!
株式会社HANATOUR JAPAN
想定価格2,580円から計算したPER(連結)は30.12倍、PBR(連結)は4.70倍、公開時価総額目安は、約283.8億円です。
PER:第12期決算時の当期純利益を基に算定
PBR:第13期第3四半期決算時の純資産額を基に算定
【業績】
業績は、売上高は右肩上がり、利益は横ばいです。なお、単体での利益は伸びています。
監査法人は「有限責任監査法人トーマツ」
業種は「サービス業」です。
新規(株式)発行による手取金の使途は、「設備投資、子会社への融資、プロモーション費用、人材の採用・育成、アウトバウンド事業のための人材投資及び当該事業に係るウェブサイトの購入等」に充当予定。
上場日までのスケジュール
銘柄名/証券コード | HANATOUR JAPAN/6561 |
市場 | マザーズ |
上場日 | 12/15(金) |
仮条件決定日 | 11/27(月) |
BB期間 | 11/29(水)~12/5(火) |
公開価格決定日 | 12/6(水) |
購入申し込み期間(※) | 12/7(木)~12/12(火) |
払込期日 | 12/14(水) |
(※)証券会社によって期日が異なるため、お申込み証券会社でご確認ください。
発行条件など
決算 | 12月 |
申込単位 | 100株 |
想定価格 | 2,580円 |
仮条件 | 1,900円~2,000円 |
公開価格 | 2,000円 |
株価初値12/15(金) | 2,200円(110%・1.1倍) |
公開株式数 | 2,932,500株
|
上場時発行済株式数 | 11,000,000株 |
公開株式数はオーバーアロットメント(OA)と合わせて2,932,500株で最大当選枚数は29,325枚です。
当選枚数は、多めのIPO銘柄です。想定価格の2,580円で計算した吸収金額は、約75.7億円でマザーズ市場では大型の吸収額となります。
申込みができる証券会社
※ブックビルデング申込期間は、2017年11/29(水)~12/5(火)となっています。
ロックアップと株主上位
氏名・名称 | 所有株式数(株) | 所有割合(%) | ロックアップ |
HANATOUR SERVICE INC. | 7,000,000 | 70.00 | 90日 |
李 炳燦 | 2,578,800 | 25.79 | 90日 |
金 英南 | 100,000 | 1.00 | 90日 |
李 相姫 | 50,000 | 0.50 | 90日 |
李 珉周 | 50,000 | 0.50 | 90日 |
■ 上記株主保有分のうち、HANATOUR SERVICE INC.の保有する1,085,000株、李 炳燦421,500株、金英南15,000株、李相姫8,000株、李 珉周7,800株は今回の売り出し株式となります。
※ロックアップ90日目は、平成30年3月14日(水)
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ハナツアージャパンのIPO株価の初値予想
株価の初値予想としては、1.5倍~2倍程度の上昇が期待できそうです。
最大当選枚数は29,325枚、想定価格2,580円で計算した吸収価格が75.7億円、想定時価総額は約283.8億円。
東証マザーズ上場の中では、大型案件。
【追記】
蓋を開けてみれば、初値は公開価格の1.1倍。
思いのほか注目は集まりませんでした。
【プラス】
- 訪日外国人(インバウンド)向けの旅行業というテーマ性(将来性)
- 業績は右肩上がり(成長性)
- 既存株主には、ロックアップあり(売り圧力が少)
- 【外部環境】日経平均株価が最高値更新
【マイナス】
- 規模が大きいため、需給は重そう
- 公募株より売出株が多い(既存株主の利益確定の側面)
- PER・PBR的な割安感なし
ハナツアージャパンの事業内容としては、韓国からの日本向けインバウンド旅行商品にかかる日本国内の各種手配業務、中国、東南アジアからのインバウンド手配業務、旅行販売専用サイトの運営等を中心とした事業などを展開しています。
中国からの「爆買い」は落ち着いた感がありますが、東京五輪を前に、インバウンド(訪日外国人)をターゲットにした旅行業。業績もしっかりと伸びているため、投資家にとっては魅力的に映ることでしょう。
規模は大きいですが、業績が伸びているのと、業種テーマとしても魅力的なので安定的な上昇が期待できそうです。
【11月IPO】
- 11/15(水)シー・エス・ランバー(7808/JQスタンダード)
- 11/21(火)サインポスト(3996/マザーズ)
- 11/28(火)ポエック(9264/JQスタンダード)
- 11/28(火)幸和製作所(7807/JQスタンダード)
- 11/28(火)クックビズ(6558/マザーズ)
- 11/29(水)トレードワークス(3997/JQスタンダード)
【12月IPO】
12/7(木)アトリエはるか(6559/名証セントレックス→上場延期)- 12/12(火)一家ダイニングプロジェクト(9266/マザーズ)
- 12/12(火)カチタス
- 12/13(水)SGホールディングス(9143/東証)
- 12/13(水)グローバル・リンク・マネジメント(3486/マザーズ)
- 12/13(水)マツオカコーポレーション(3611/未定)
- 12/13(水)ヴィスコ・テクノロジーズ(6698/JQS)
- 12/14(木)アルヒ(7198/未定)
- 12/14(木)エル・ティー・エス(6560/マザーズ)
- 12/15(金)HANATOUR JAPAN(6561/マザーズ)
- 12/15(金)イオレ(2334/マザーズ)
- 12/18(月)ジーニー(6562/マザーズ)
- 12/18(月)ナレッジスイート(3999/マザーズ)
- 12/18(月)すららネット(3998/マザーズ)
- 12/18(月)歯愛メディカル(3540/JQS)
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IPOに応募する方法
ハナツアージャパン株を保有するためには、IPO(新規公開株式)で狙っていく方法があります。IPOで株式を購入するためには、まず証券会社の口座を持っていないと申し込めません。
今回の主幹事はみずほ証券なので、当選確率を上げるためにはこちらからの申し込みが必須です。その他にもネットで気軽に申し込みが可能なハナツアージャパンのIPO幹事では以下のような証券会社があります。
SMBC日興証券
SBI証券と並んで新規公開株式数がダントツなので、IPO投資をするなら口座開設必須の証券会社です。抽選は完全平等抽選で、完全平等抽選の場合は1口座に対して誰もが1チャンスなので「誰でも平等に当選チャンス」があります。
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