10月24日(火)に、クックビズ(6558)の東証マザーズへの上場が承認されています。
クックビズは、飲食業界に特化した人材紹介事業・求人広告事業を行っている会社です。
これにより11月28日(火)に上場予定となりました。11月の新規上場としては第5番目ですが、同日の28日はポエック(3996)、幸和製作所(7807)と3社三つ巴の新規上場となっています。
3銘柄の中では、一番人気となりそうです!なお、想定価格2,070円に対し、仮条件は2,070円~2,250円、公開価格は2,250円で決定しています。
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Contents
クックビズが上場へ!
クックビズ株式会社
想定価格2,070円から計算したPER(単独)は84.27倍、PBR(単独)は5.80倍、公開時価総額目安は、約43.7億円です。
PER:第9期決算時の当期純利益を基に算定
PBR:第10期第3四半期決算時の純資産額を基に算定
【業績】
業績としては、綺麗な右肩上がりが続いています。
第8期より黒字化しており、成長性を感じさせますね。
監査法人は「有限責任 あずさ監査法人」
業種は「サービス業」です。
新規(株式)発行による手取金の使途は、
「①オフィス移転に関する設備資金及び差入保証金・②サービス利用者獲得のための広告宣伝費・③借入金返済資金④事業拡大に伴う人件費」
上場日までのスケジュール
銘柄名/証券コード | クックビズ/6558 |
市場 | 東証マザーズ |
上場日 | 11/28(火) |
仮条件決定日 | 11/8(水) |
BB期間 | 11/10(金)~11/16(木) |
公開価格決定日 | 11/17(金) |
購入申し込み期間(※) | 11/20(月)~11/24(金) |
払込期日 | 11/27(月) |
(※)証券会社によって期日が異なるため、お申込み証券会社でご確認ください。
発行条件など
決算 | 11月 |
申込単位 | 100株 |
想定価格 | 2,070円 |
仮条件 | 2,070円~2,250円 |
公開価格 | 2,250円 |
株価初値11/28(火) | 5,280円(234.67%・2.35倍) |
公開株式数 | 486,200株
|
上場時発行済株式数 | 1,285,510株 |
オーバーアロットメント(OA)と合わせて486,200株なので、最大当選枚数は4,862枚です。
当選枚数は、少なめのIPO銘柄ですね。想定価格の2,070円で計算した吸収金額は、約10.1億円でマザーズ市場としては「中型規模」の吸収額となります。
申込みができる証券会社
- 主幹事証券:
・大和証券 - 幹事証券:
・大和証券
・野村證券
・SMBC日興証券
・SBI証券
・エース証券
※ブックビルデング申込期間は、2017年11/10(金)~11/16(木)となっています。
ロックアップと株主上位
氏名・名称 | 所有株式数(株) | 所有割合(%) | ロックアップ |
藪ノ 賢次 | 1,100,000 | 55.58 | 90日又は1.5倍 |
ジャフコ・スーパーV3 共有投資事業有限責任組合 | 300,000 | 15.16 | 90日又は1.5倍 |
藪ノ 郁子 | 276,000 | 13.95 | 90日又は1.5倍 |
SMBCベンチャーキャピタル1号 投資事業有限責任組合 | 102,941 | 5.20 | 90日又は1.5倍 |
生田 亮人 | 78,000 | 3.94 | 90日又は1.5倍 |
岡本 哲郎 | 62,000 | 3.13 | 90日又は1.5倍 |
齋藤 理 | (14,400) | 0.73 |
■ 上記株主保有分のうち、藪ノ賢次氏の保有する50,000株・藪野郁子57,500株・ジャフコ・スーパーV3共有投資事業有限責任組合15,300株は今回の売出株式となります。
※ロックアップ90日目は、平成30年2月25日(日)
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クックビズのIPO株価の初値予想
株価の初値予想としては、かなりの上昇が期待できそうです。
最大当選枚数は4,862枚、想定価格2,070円で計算した吸収価格が10.1億円です。想定時価総額は43.7億円とマザーズ市場の中では、中型規模のIPO銘柄となっています。
【プラス】
- 当選枚数が少なめ
- 業績が右肩上がり(成長性)
- 一部既存株主を除き、ロックアップあり(売り圧力懸念の減少)
- 【外部環境】日経平均株価が最高値更新
【マイナス】
- (想定価格からの)PER・PBR指標に割安感なし
- 上場日11/28には、ポエック(9264)・幸和製作所(7807)と3社同時上場
クックビズの事業内容としては、飲食業界(飲食店、ホテル、旅館、中食事業者、給食事業者、ブライダル事業者等)に特化した「人材紹介事業」「求人広告事業」「その他事業」があります。
人材紹介事業は、無料で利用できる飲食専門転職支援サービス「cook+biz」や、フード関連業の高年収転職サイト「FOOGENT」、スカウトサービスの「クックビズダイレクト」を展開しています。
求人広告事業は、飲食事業者向けの求人広告サービス「cook+biz」「cook+bizバイト」の運営により、その掲載期間、掲載職種や掲載エリア数に応じた掲載料金を得る仕組みです。
その他事業としては、飲食事業者・従事者向けの研修サービス「クックビズフードカレッジ」の運営や、料理人・シェフ向けのソーシャルネットワーキングサービス「Foodion」を提供しています。
業種テーマとしては、人材紹介サービス、求人広告事業は特に目新しさはないものの、「飲食業」に特化した人材紹介サービスとして業績の伸びが目覚ましいことから、ある意味「魅力的な」企業として受け止められそうです。
やはり、当選枚数の少なさから需給も悪くない上で、業績が右肩上がりになっている点は、将来性の大きなアピールとなりそうです。複数口座からの全力申込が必須なIPO案件となりそうです。
1年に1回ぐらいは、このクラスのIPOを当てたいものですね。
【11月IPO】
- 11/15(水)シー・エス・ランバー(7808/JQスタンダード)
- 11/21(火)サインポスト(3996/マザーズ)
- 11/28(火)ポエック(9264/JQスタンダード)
- 11/28(火)幸和製作所(7807/JQスタンダード)
- 11/28(火)クックビズ
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IPOに応募する方法
クックビズ株を保有するためには、IPO(新規公開株式)で狙っていく方法があります。IPOで株式を購入するためには、まず証券会社の口座を持っていないと申し込めません。
今回の主幹事は大和証券なので、当選確率を上げるためにはこちらからの申し込みが必須です。その他、クックビズのIPO幹事では以下のような証券会社があります。
SMBC日興証券
SBI証券と並んで新規公開株式数がダントツなので、IPO投資をするなら口座開設必須の証券会社です。抽選は完全平等抽選で、完全平等抽選の場合は1口座に対して誰もが1チャンスなので「誰でも平等に当選チャンス」があります。
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