10月17日(火)に、サインポスト(3996)の東証マザーズへの上場が承認されています。
サインポストは、金融機関及び公共機関向けのシステムコンサルティング事業、金融機関向けに船体IT技術等を提供するソリューション事業及び人工知能を活用したイノベーション事業を行っている会社です。
これにより11月21日(火)に上場予定となり、11月のIPO銘柄第2弾となりました。さぁいよいよ年末に向けた新規上場ラッシュが始まりそうですが、さっそく「期待大」銘柄の登場となりました。
また想定価格2,200円に対して、仮条件は2,000円~2,200円。公開価格は2,200円で決定しています。
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Contents
サインポストが上場へ!
サインポスト株式会社
想定価格2,200円から計算したPER(単独)は50.25倍、PBR(単独)は5.95倍、公開時価総額目安は、約54.6億円です。
PER:第10期決算時の当期純利益を基に算定
PBR:第11期第2四半期決算時の純資産額を基に算定
【業績】
業績としては、緩やかながらも堅実に伸びている印象ですね。
事業内容に「人工知能関連」が含まれているため、テーマ性だけでも大注目の新規上場案件となりそうですが、潜在的成長性だけではなく足元の業績も堅調であるのは大変頼もしいですね。
監査法人は「有限責任 あずさ監査法人」
業種は「情報・通信業」です。
新規(株式)発行による手取金の使途は、
「①ソリューション事業における外注費、②人材採用費、③研究開発費」
上場日までのスケジュール
銘柄名/証券コード | サインポスト/3996 |
市場 | 東証マザーズ |
上場日 | 11/21(火) |
仮条件決定日 | 10/31(火) |
BB期間 | 11/2(木)~11/9(木) |
公開価格決定日 | 11/10(金) |
購入申し込み期間(※) | 11/14(火)~11/17(金) |
払込期日 | 11/20(月) |
(※)証券会社によって期日が異なるため、お申込み証券会社でご確認ください。
発行条件など
決算 | 2月 |
申込単位 | 100株 |
想定価格 | 2,200円 |
仮条件 | 2,000円~2,200円 |
公開価格 | 2,200円 |
株価初値11/22(水) | 8,530円(387.7%・3.88倍) |
公開株式数 | 356,500株 (公募190,000株・売出120,000株/OA46,500株) |
上場時発行済株式数 | 2,436,000株 |
オーバーアロットメント(OA)と合わせて356,500株なので、最大当選枚数は3,565枚です。
当選枚数は、かなり少なく希少性のあるIPO銘柄です。想定価格の2,200円で計算した吸収金額は、約7.8億円でマザーズ市場としては「小型規模」の吸収額となります。
申込みができる証券会社
- 主幹事証券:
・いちよし証券 - 幹事証券:
・大和証券
・岡三証券
・SMBCフレンド証券
・エース証券
・極東証券
・マネックス証券
・水戸証券
・東洋証券
【New】むさし証券、岡三オンライン証券でも委託幹事としてIPO取り扱いが発表されました!
※ブックビルデング申込期間は、2017年11/2(木)~11/9(木)となっています。
ロックアップと株主上位
氏名・名称 | 所有株式数(株) | 所有割合(%) | ロックアップ |
蒲原 寧 | 903,800 | 35.14 | 90日又は1.5倍 |
道しるべ(株) | 400,000 | 15.55 | 90日又は1.5倍 |
奥井 裕介 | 333,000 | 12.95 | 90日又は1.5倍 |
西島 康隆 | 114,200 | 4.44 | 90日又は1.5倍 |
太田 道宏 | 100,000 | 3.89 | |
蓮沼 和彦 | 100,000 | 3.89 | 90日又は1.5倍 |
武田 陽三 | 84,000 | 3.27 | |
在賀 良助 | 74,000 | 2.88 | 90日又は1.5倍 |
小阪 健雄 | 65,000 | 2.53 | |
奥井 晧夫 | 40,000 | 1.56 | |
岡田 裕一 | 34,000 | 1.32 | |
小原 裕明 | 34,000 | 1.32 |
■ 上記株主保有分のうち、蒲原寧氏の保有する60,000株・西島康隆20,000株・奥井裕介20,000株・在賀良助10,000株・蓮沼和彦10,000株は今回の売出株式となります。
※ロックアップ90日目は、平成30年2月18日(日)
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サインポストのIPO株価の初値予想
株価の初値予想としては、かなりの上昇が期待できそうです。
最大当選枚数は3,565枚、想定価格2,200円で計算した吸収価格が7.8億円・想定時価総額は53.6億円とマザーズ市場の中では中型規模のIPO銘柄ですが、『当選枚数の少なさ』に特徴があります。
「サインポスト」は英語で、”sign-post“。
日本語では道しるべ。の意味となります。
人工知能関連のIPO&希少性ということで、これは誰もが喉から手が出るほど欲しい案件となりそうですね。
【プラス】
- 当選枚数が少ない→値動きは軽い&希少性あり
- 業績は右肩上がり
- 「IT」「人工知能」関連はIPOで暴騰のきっかけとなりやすい大人気テーマ
- 【外部環境好転】最近の地政学的リスクはやや後退
【マイナス】
- ロックアップが一部外れている→売り圧力
- 割安感はなし(想定PER:50.25倍・PBR:5.95倍)
サインポストの事業内容としては、コンサルティング事業、ソリューション事業、イノベーション事業があります。
コンサルティング事業は主に銀行、証券会社、カード会社等の金融機関向けの情報化戦略、システム構想、業務改善コンサルティングから、中央官庁や地方自治体など公共機関向けを手掛けています。
ソリューション事業は、顧客の経営や業務の悩み解決のためにIT技術とナレッジを組み合わせてパッケージ化したパッケージ・ソリューションの提供。
イノベーション事業では、人工知能(A.I.)を活用した世界初のAIレジ「ワンダーレジ」を開発し、2017年7月31日からは実証確認を開始しています。
まだ収益には貢献していないようですが、”ディープラーニング”を活用したAIはさらなる成長を予感させる追加材料となっています。
直近の人工知能関連IPOとしては記憶に新しいのが、9/22(金)に上場したPKSHA Technology(3993)です。最大当選枚29,559枚の多さや、想定時価総額200億円OVERの重量感をモノともせず、公開価格2,400円に対する初値は5,480円と2.28倍になりました。
今回はさらに【希少性】が大きな要因としてプラスされるため、上記初値を上回り、さらに大幅な上昇が期待できそうです。
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IPOに応募する方法
サインポスト株を保有するためには、IPO(新規公開株式)で狙っていく方法があります。IPOで株式を購入するためには、まず証券会社の口座を持っていないと申し込めません。
今回の主幹事はいちよし証券なので、当選確率を上げるためにはこちらからの申し込みが必須です。
その他、サインポストのIPO幹事ではマネックス証券があります。
マネックス証券でのIPOの抽選は全て平等な証券会社です。『本気で当てたい』IPO銘柄の際には、複数の証券会社での申し込みが基本です。
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