9月22日(金)に、カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)の東証への新規上場が承認されています。
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人は、
カナダ・オンタリオ州に本社を置き、米国のNASDAQに上場しているCanadian Solar Inc.(カナディアン・ソーラー・インク)系の日本法人が2009年より事業展開しているカナディアン・ソーラー・ジャパン(株)より派生した、カナディアン・ソーラー・プロジェクト(株)がスポンサーを務める、
再生可能エネルギー発電設備等を主たる投資対象として投資することを目的とする投資法人として、2017年5月に設立された法人です。
これにより、10月30日(月)に上場予定です。また仮条件は、98,000円~102,000円。結局公開価格は、100,000円で決定しています。
Contents
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人が新規上場へ!
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人
監査法人は「太陽有限責任監査法人」
資産運用会社は「カナディアン・ソーラー・アセットマネジメント(株)」です。
上場日までのスケジュール
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)
- 市場: 東証インフラ
- 上場日: 10/30(月)
- 仮条件決定日: 10/12(木)
- BB期間: 10/13(金)~10/19(木)
- 公開価格決定: 10/20(金)
- 購入申込期間(※):10/23(月)~10/26(木)
- 払込期日:10/27(金)
(※)証券会社によって期日が異なるため、お申込み証券会社でご確認ください。
発行条件など
- 営業期間:1月1日~6月末日・7月1日~12/末日
- 分配金支払投資主確定日:6月末日・2月末日
- 申込単位:1口
- 想定価格:100,000円
- 仮条件: 98,000円~102,000円
- 公開価格:100,000円
- 株価初値10/30(月):95,000円(95.0%・0.95倍)
- 公開口数:186,690口
(公募177,800口・売出/OA8,890口) - 上場時発行済投資口数:179,300口
オーバーアロットメント(OA)合わせて186,690口なので、最大当選枚数は186,690枚です。
当選口数はかなり多く、当たりやすい銘柄です。想定価格の100,000円で計算した吸収金額は、約186.7億円となっています。
申込みができる証券会社
- 主幹事証券:
・みずほ証券 - 幹事証券:
・SBI証券
※ブックビルデング申込期間は、2017年10/13(金)~10/19(木)となっています。
主なポートフォリオ
取得予定価格合計:304.38億円
氏名・名称 | 所在地 | 取得予定価格 | 稼働開始時期 |
CS益城町発電所 | 熊本 | 20,084百万円 | 2017年8月 |
CS南島原市発電所(東)、 同発電所(西) |
長崎 | 1,733百万円 | 2015年12月(東) 2016年1月(西) |
CS日出町発電所 | 大分 | 1,029百万円 | 2015年10月 |
CS皆野町発電所 | 埼玉 | 1,018百万円 | 2016年12月 |
CS芦北町発電所 | 熊本 | 989百万円 | 2015年12月 |
CS伊佐市第三発電所 | 鹿児島 | 949百万円 | 2015年9月 |
CS笠間市発電所 | 茨城 | 907百万円 | 2015年6月 |
CS笠間市第二発電所 | 茨城 | 850百万円 | 2015年9月 |
CS伊佐市第二発電所 | 鹿児島 | 778百万円 | 2015年6月 |
CS湧水町発電所 | 鹿児島 | 670百万円 | 2015年8月 |
CS志布志市発電所 | 鹿児島 | 540百万円 | 2014年9月 |
CS函南発電所 | 静岡 | 514百万円 | 2017年3月 |
CS伊佐市発電所 | 鹿児島 | 372百万円 | 2015年9月 |
※ 設備はすべて、2017年8月末日時点でスポンサー・グループ(カナディアン・ソーラープロジェクト(株)と、業務委託契約を締結しているSPC、組合、その他ファンド、カナディアン・ソーラー・O&Mジャパン(株)等)らが保有する太陽光発電設備物件のうち、上記の13物件を取得する予定となっています。
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人上場のIPO株価の初値予想
初値予想としては、厳しい展開が予想されます。
場合によっては公募割れもありそうです。
最大当選枚数は186,690枚と多く、同じ東証インフラ市場に2017年3月29(水)に上場した、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人(9283)も苦戦※しているため、「インフラ市場」というだけでも敬遠されそうです。
(※公開価格:93,000円→初値:89,200円)
全世界的にみると太陽光発電自体は、今後の設備自体の技術性・効率性の上昇期待とともに、ほぼ無限なエネルギー資源として注目されています。
ところが、国内において太陽光発電の売電価格は年々下がってきており、一過性の「太陽光ブーム」として片付けられてしまっているようなところがあります。
そのため、目先の人気としてもあまり期待できそうにありません。
【追記】
やはり、あまり欲しいとは思いませんが、SBI証券のチャレンジポイント狙いで申し込みをしました。
その後、抽選結果はまさかの『落選』。1口しか申し込まなかったんですが、主幹事でなくとも当たるかもと思ってましたが、ちょっと甘かったようです。
でも、チャレンジポイントをゲット。
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IPOに応募する方法
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人のIPOに当選するためには、幹事証券に入っている証券会社の口座を持っていないと申し込めません。
主幹事はみずほ証券ですが、SBI証券も幹事証券会社となっています。