9月21日(木)に、シルバーライフ(9262)の東証マザーズ市場への上場が承認されています。
シルバーライフは、高齢者向け配食サービスのフランチャイズ本部の運営及びフランチャイズ加盟店等への調理済み食材の販売を行っている会社です。
これにより10月25日(水)に上場予定となり、同日はテンポイノベーション(3484)と2社同時となりました。なお仮条件は、想定価格2400円に対して2,300円~2,500円。公開価格は上限の2,500円で決定となっています。
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シルバーライフが上場へ!
株式会社シルバーライフ
想定価格2,400円から計算したPER(単独)は19.96倍、PBR(単独)は2.62倍、公開時価総額目安は60.1億円です。
(PER:第9期決算時の当期純利益を基に算定・PBR:第10期第3四半期決算時の純資産額を基に算定)
業績としては、売上高は順調な右肩上がりとなっています。
経常利益については黒字ながらも第5~7期まで横ばい状態でしたが、第8期以降については数字を伸ばしています。また、進行期である第10期第3四半期決算数値についても、順調のようです。
監査法人は「太陽有限責任監査法人」
業種は「小売業」です。
新規(株式)発行による手取金の使途は、
「手取概算額1,094,000千円については、第三者割当増資の手取概算額上限215,280千円と合わせて、冷凍冷蔵倉庫兼物流センター、社員寮及び第2食品製造工場の建設資金に充当予定」となっています。
上場日までのスケジュール
銘柄名/証券コード | シルバーライフ/9262 |
市場 | 東証マザーズ |
上場日 | 10/25(水) |
仮条件決定日 | 10/5(木) |
BB期間 | 10/10(火)~10/16(月) |
公開価格決定日 | 10/17(火) |
購入申し込み期間(※) | 10/18(水)~10/23(月) |
払込期日 | 10/24(火) |
(※)証券会社によって期日が異なるため、お申込み証券会社でご確認ください。
発行条件など
決算 | 7月 |
申込単位 | 100株 |
想定価格 | 2,400円 |
仮条件 | 2,300円~2,500円 |
公開価格 | 2,500円 |
株価初値10/25(水) | 4,630円(185.20%・1.85倍) |
公開株式数 | 747,500株 (公募500,000株・売出150,000株/OA97,500株) |
上場時発行済株式数 | 2,506,000株 |
オーバーアロットメント(OA)と合わせて747,500株なので、最大当選枚数は7,475枚です。
当選枚数は、普通クラスである程度当たりやすいIPO銘柄です。想定価格の2,400円で計算した吸収金額は、約17.9億円でマザーズ市場の中では「中型規模」となります。
申込みができる証券会社
■今回、岡三オンライン証券での取り扱いも発表されました!
※ブックビルデング申込期間は、2017年10/10(火)~10/16(月)となっています。
ロックアップと株主上位
氏名・名称 | 所有株式数(株) | 所有割合(%) | ロックアップ |
清水 貴久 | 1,000,000 | 46.44 | 90日又は1.5倍 |
(株)近江屋 | 1,000,000 | 46.44 | 90日又は1.5倍 |
戸井 丈嗣 | (8,600) | 0.40 | |
青沼 勝秀 | (6,600) | 0.31 | |
片寄 達哉 | (6,200) | 0.29 | |
大瀬 安昭 | (6,000) | 0.29 | |
シルバーライフ社員持株会 | 6,000 | 0.28 |
■ 上記株主保有分のうち、清水 貴久氏の保有する150,000株は、今回の売出株式となります。所有株式数の()内は、新株予約権による潜在株式数です。
※ロックアップ90日目は、平成30年1月22日(月)
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シルバーライフのIPO株価の初値予想
初値予想としては、そこそこの上昇は期待できそうです。
最大当選枚数は7,475枚、想定価格2,400円で計算した吸収価格は17.9億円・想定時価総額は60.14億円でマザーズ市場では中型規模のIPO銘柄です。
既存株主の中でも保有数の大半を占める第1.2位株主にはロックアップがかけられており、1.5倍までの需給的には悪くなさそうです。
業績的にも創業より10年で右肩上がりとなっており、成長性をアピールしながらも足元まで黒字が続いている点も堅実性を伺わせます。
また業種的には、「介護関連」ということでIPO銘柄としては人気のある「IT系」「AI系」テーマと比べると地味な業界のため、さほど人気化することはなさそうです。
それでも、国内の少子高齢化社会の中での『高齢者向け配食サービス』という分野でシェアを伸ばしている『まごころ弁当』に成長性を感じさせる点もあります。
全体的に手堅い感じのIPOではあるため、チャレンジポイント狙いのSBI証券からの申し込みのみならず、複数証券会社からの応募をしておきたいIPOです。
【上場日・IPO銘柄名・証券コード/市場】
9月IPO
- 9/13(水)エスユーエス(6554/東証M)
- 9/14(木)三菱地所物流リート投資法人(3481/東証REIT)
- 9/14(木)ウォンテッドリー(3991/東証M)
- 9/20(水)ニーズウェル(3992/JASDAQS)
- 9/22(金)PKSHA Technology(3992/東証M)
- 9/26(火)壽屋(7809/JASDAQS)
- 9/28(木)ロードスターキャピタル(3482/東証M)
- 9/29(金)西本Wismettacホールディングス(9260/未定)
- 9/29(金)マネーフォワード(3994/東証M)
- 9/29(金)テックポイント(6697/東証M)
10月IPO
- 10/5(木)MS&Consulting(6555/東証M)
- 10/5(木)大阪油化工業(4124/JASDAQS)
- 10/5(木)ウェルビー(6556/東証M)
- 10/25(水)シルバーライフ(9262/東証M)
- 10/25(水)テンポイノベーション(3484/東証M)
- 10/26(木)SKIYAKI(3995/東証M)
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IPOに応募する方法
シルバーライフ株を保有するためには、IPO(新規公開株式)で狙っていく方法があります。IPOで株式を購入するためには、まず証券会社の口座を持っていないと申し込めません。
今回の主幹事はみずほ証券ですが、以下はシルバーライフのIPO幹事の中で、その他にもネットで気軽に申し込みができる証券会社です。IPOで当選を狙うのであれば、複数応募により当選確率を上げていきましょう。
SMBC日興証券
SBI証券と並んで新規公開株式数がダントツなので、IPO投資をするなら口座開設必須の証券会社です。抽選は完全平等抽選で、完全平等抽選の場合は1口座に対して誰もが1チャンスなので「誰でも平等に当選チャンス」があります。
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2015年に創業100周年となった老舗証券です。2016年度の実績は、新規公開株83銘柄中25銘柄と約3割のIPOに食い込んでいます。複数の証券会社で申し込みでIPOの当選確率を上げるにはもってこいの証券会社です。
口座開設、口座維持費用も無料。ここのIPOは公平な完全抽選制です。IPO引き受け数の多さは他の大手証券会社に迫るものがあります。
【追記】
今回、岡三オンライン証券よりシルバーライフ株のIPO取り扱いが発表されました!
岡三オンライン証券は、IPO申し込みに、事前入金0円の証券会社です。当ブログ経由でのタイアップキャンペーンも実施中で、まだ口座を保有されていない方は、この機会に是非開設されてみてはいかがでしょうか。
最近はIPOの委託取り扱いも増えており、穴場的存在です。
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