いまだ割安感のある日本株はなぜ?

日本株の割安感と夢
本日の日経平均株価は、反落となりました。
19,353.77円 前日比-80.87円(-0.42%)

ドル円為替は、109円台。

前日のNYダウの下落を背景に、終始マイナス圏での取引。

前場寄り付きよりドル円為替が108円台後半から109円台入りした局面では、日経平均は”水面上”へ目指すようでしたが、それ以上の円安がなさそうなのを確認したのか、後場は再度下げ幅の拡大となりました。

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いまだ割安感のある日本株

目先では2万円台を離れ、「下落トレンド入り」にも思われる日経平均株価。

最近の日経平均は、ドル円為替との連動が弱くなりつつあることが指摘されていますが、それでもいまだに、大きな要因の一つではあります。

ところで、企業の純資産から割安性を出す指数として、PBR(株価純資産倍率)というものがあります。

これが1.0倍だったら企業の純資産価値と現在の株価がイコールとなっている状態で、0.8倍のように1.0倍未満なら株価は純資産価値と比べて割安、1.5倍のように以上であれば割高ということになります。

2017年7月時点での米国株のPBR平均(※)が、3.2倍

【※参考:わたしのインデックス・世界各国のPER・PBR・時価総額(毎月更新) 】

(全世界平均は2.2倍)

私のような低位株狙いの投資家からすれば、「最近は割安株が無くなってきたなぁ」なんて思っていましたが、それでも日本のPBRは1.4倍と国際比較的には、いまだ割安感があるようです。

それに、日本株の時価総額は3.5兆円で米国の21.8兆円と比べてなんと、6分の1程度の市場規模なんですね。

目先の株価低迷の理由としては、トランプ政権に対する懸念などの外部要因、北朝鮮問題という地政学的リスクなどが多く語られたりしますが、残念ながら本質的な問題としては、

「日本株は、あまり期待されていない。」

ということではないでしょうか。

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魅力的な「夢」がないから割安のまま

政府からは景気回復を示唆するような発表が多いものの、それはあくまでもマクロ指標の話。

いつまでたっても、一般庶民の実感は薄いどころか、かえって悪化し続けているようにも感じられ、マクロが良いのなら、いつか流行った言葉、「トリクルダウン」はいったいいつにやってくるんだというお話でもあります。

また、他の日本のPBRが低い理由としては、資本効率をあまり意識せずに内部留保に走る”堅実な”会社が多いことも予想され、コーポレート・ガバナンスがまだまだ浸透していないこともあるのでしょう。

過度に資金を貯め込む企業からは、あまり今後の成長性は期待できそうもありません。

最近のIPO銘柄を見ていると、上場前よりすでに海外を意識したチャレンジ精神の旺盛な若手経営者も少なからず出現している一方で、業績的には横ばいでも黒字ならOKだろうという”堅実な”会社などもあります。

誰でも年を取れば、チャレンジ精神は失われ、保守的になりがちのは仕方ありませんが、60歳にしていまだ激しく挑戦をし続けている、ソフトバンクの孫社長のような例外だってないこともありません。

日本株がいまいち元気がないのは、全体的に日本に夢が不足しているから。

“元寇”や”黒船”の来襲を待たずとも、世界に新しい価値を与える企業がさらに増えてくることを願いつつ、そういった会社には、今後は積極的に投資をしてきたいなと考えています。

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