「日本の株価がなぜ上がらないのか」の答えを明確にしてくれる本

生涯投資家
本日の日経平均株価は、4営業日ぶりの反発となりました。
20,050.16円 前日比 +94.96円(+0.48%)

ドル円為替は、前日からの円安の流れが一服で111円台後半から112円前半傾向。

前日のNYダウは上昇。夏場の薄商いが続く中で2万円台回復。7/27(木)のFOMCを前にした「様子見ムード」ながらも、本日は終始プラス圏での取引に。

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日本の株価とコーポレート・ガバナンス

日経平均株価2万円を挟んで「いったりきたり」な相場展開が続いています。

2017年の年初来高値は、6月20日(火)に記録した20,318.11円

年初来安値は、4月17日(月)の18,224.68円です。

NYダウやナスダックが「史上最高値」を更新する中で、国内の株式市場の伸びはイマイチな状態が続いています。

そんななかで、最近は1週間に1冊ほどのペースで本を読んでいますが、久しぶりに投資関係の本を読んでみました。

あの「村上ファンド」を率いて、ニッポン放送株を購入し、その後2006年にインサイダー取引で逮捕されてしまった村上世彰氏の本です。

(最近はkindleでワンクリックで購入。数秒のダウンロードで本が手元にくるので非常に便利です。)

村上氏は、2015年に黒田電気(7517)の社外取締役選任を求める臨時株主総会招集請求を行うなど、かつての”東京スタイル事件”でも話題となった「モノを言う株主」としての存在感を復活させつつありましたが、同年の11月に「相場操縦」の容疑で、村上氏の会社でともに仕事をし始めていた長女とともに、自宅が強制捜査の対象となる。

この時の捜査が原因で、実際はほとんど関係なかったとされる長女は度重なる調査のストレスにより体調を崩し、当時妊娠7か月の子供が死産となってしまう。

これをきっかけに村上氏は、

私自身が再び表に立って自分の理念や信念をきちんと伝えねばならない

と思い始めた。

その後、無事に次の命を授かることができたそうですが、

「その時失われた命が戻ってきたわけでも、彼女の身ならず家族にできた心の傷がなくなったわけでもない」

と村上氏は書き記しています。

(現在のところこの長女の方は、村上財団の代表理事を務めています。)

個人的には「日本の株価がなぜ上がらないのか」の理由の一つを理解するのに非常に役に立ちました。また、村上氏がインサイダーで逮捕されてしまった点に対して、

十年たった今でも、何度考えてみても、違和感をぬぐえずにいるのだ。

というコメントが興味深い。

私はこの本を読んで、村上氏に対する印象が180度変りました。

この辺りに本当の「日本株式会社の問題点」が分かるような気がします。

またこの本を読みながら、7/26をもって、あの”タカタ“が株価18円で上場廃止となり、SHARPや東芝を始め、かつて栄華を誇った日本株式会社が、今は本当に昔となってしまったことを感じざるを得ません。

“Japan as number one”

に代表された、高度経済成長期からのバブルをなんとなく感覚的に引きずりながら、

「日本は凄い国なんだ!いずれ復活するはず。」なんて悠長に考えている人も、いがいと多いのかもしれませんね。

村上氏が目指すものは、

日本企業の内部留保のあり方や資本効率を重要する「コーポレート・ガバナンスの浸透と徹底」による、日本経済の継続的な発展。

そこから国内企業の株価がいまいちな理由を考える上での、

「コーポレート・ガバナンスとは何ぞや?」

や日本企業の問題点などを学ぶのに最適な本だと思いました。

すでにアマゾンでベストセラーになっていますが、まだ読んでいない投資家の方なら、ぜひ一読することをおすすめします。

生涯投資家

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