佐川急便がついに上場へ!IPO株価はどうなる?

佐川急便上場 IPO
11月6日(月)に、ついにSGホールディングス(9143)の新規上場が承認されました!

SGホールディングスは物流大手の佐川急便の親会社で、一般貨物自動車運送事業等を行うグループ会社の経営管理及びそれに付帯又は関連する業務等を行っている会社です。

これにて、12月第二弾となったIPOは、かねてから上場が噂されていた佐川急便の親会社で、年内の12月4日(月)に上場予定となりました。上場先は東証1部か2部で今はまだ未定ですが、上場日における時価総額が250億円以上となる見込みの場合には東証1部に指定されることから、ほぼ1部になることでしょう。

なお、想定価格1,580円に対して仮条件は、1,540円~1,620円。公開価格は1,620円での決定となりました。

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佐川急便がついに上場へ!?

SGホールディングス株式会社

想定価格1,580円から計算したPER(連結)17.78倍PBR(連結)1.57倍、公開時価総額目安は、約5,059.1億円です。

PER:第11期決算時の当期純利益を基に算定

PBR:第12期第2四半期決算時の純資産額を基に算定

参考>:国内宅配便トップであるヤマトホールディングス(9064)の時価総額は1兆127億19百万円(2017年2/27現在)です。

【業績】

佐川急便 上場 
業績は、横ばい状態です。

それでも継続的な黒字体質ではあるようです。

監査法人は「有限責任監査法人トーマツ」

業種は「陸運業」です。

今回は新規(株式)発行はありません。

自己株式の処分(手取り概算額上限108.3億円)による手取金の使途は、

「平成32年3月末までに、全額を子会社への投融資資金」に充当予定。

オーバーアロットメントによる売り出しのため、大和証券へ貸し出し予定分

佐川急便は国内宅配便においてNO.1である「クロネコヤマト」のヤマトホールディングス(9064/東証1部)に次ぎ国内シェア第2位(※)の会社です。

(※陸運業界での売上高としては、1位日本通運、2位ヤマトホールディングスに次ぐ第3位。)

【平成27年度宅配便(トラック取扱個数)】

宅急便名 企業名  割合
宅急便 ヤマト運輸(株)  46.7%
飛脚宅配便 佐川急便(株)  32.3%
ゆうパック 日本郵便(株)  13.8%
カンガルー便 西濃運輸(株)他19社  3.6%
フクツ―宅配便 福山通運(株)他21社  3.3%
その他 16便  0.2%

【引用元資料:平成27年度宅配便(トラック)取扱個数(国土交通省調べ)・平成28年7月22日発表】

国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。

2006年には今回上場予定が発表された純粋持ち株会社のSGホールディングス(株)を設立。

2016年には日立物流(9086/東証1部)と資本業務提携契約を締結し、5月には日立製作所より日立物流株式の28.94%を取得(単価@2,707円)。

筆頭株主第1位である日立製作所29.9%に次ぐ株主として持ち分法適用会社となっています。(また、佐川急便株式の約20%は、日立物流へ譲渡。)

業種は「陸運業」です。

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SGホールディングスの連結業績の推移

佐川急便を子会社に持つSGホールディングスの業績の推移です。

【営業収益(売上高)】

  • 2013年3月期・・・8,713億円
  • 2014年3月期・・・8,350億円
  • 2015年3月期・・・8,574億円
  • 2016年3月期・・・9,433億円
  • 2017年3月期・・・9,303億円

【営業利益/経常利益】

  • 2013年3月期・・・310億円/286億円
  • 2014年3月期・・・433億円/407億円
  • 2015年3月期・・・455億円/439億円
  • 2016年3月期・・・540億円/525億円
  • 2017年3月期・・・494億円/512億円

一方で、ライバルである宅配第1位のヤマトホールディングス(9064)の2016年3月期における連結売上高は、1兆4,164億円、営業利益685億円、経常利益694億円となっています。

佐川急便の歴史

佐川急便上場へ
佐川急便は、1948年に設立された建設業「佐川組」より派生し、1957年に佐川清(さがわきよし)氏と奥さんのたった二人・自転車2台によって、京都から大阪周辺で運送会社を創業したことに由来しています。

そこから驚異的な成長を続け、1965年11月24日に法人としての「佐川急便」を設立。1998年からは宅配事業に参戦し、最大のライバルであるクロネコヤマトやゆうパック(現日本郵政グループ)との荷物を巡る戦いを繰り広げながら、宅配業界では第2位の地位を獲得するに至りました。

2006年からは純粋持株会社SGホールディングスを設立し、佐川急便はその子会社の位置に置かれています。

現在、SGホールディングスの代表取締役会長を務める栗和田榮一(くりわだえいいち)氏は、そんな佐川清氏の息子にあたり、1977年30歳の時に誘われて東京佐川に入社しています。

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上場日までのスケジュール

銘柄名/証券コード SGホールディングス/9143
市場 未定
上場日 12/13(水)
仮条件決定日 11/24(金)
BB期間 11/27(月)~12/1(金)
公開価格決定日 12/4(月)
購入申し込み期間(※) 12/5(火)~12/8(金)
払い込み期日

(※)証券会社によって期日が異なるため、お申込み証券会社でご確認ください。

発行条件など

決算 3月
申込単位 100株
想定価格 1,580円
仮条件 1,540円~1,620円
公開価格 1,620円
株価初値12/13(水) 1,900円(117.28%・1.17倍)
公開株式数 78,775,400株

  • 売出(国内):47,950,300株
  • 売出(海外):23,632,600株
  • OA:7,192,500株
上場時発行済株式数 320,197,200株

オーバーアロットメント(OA)と合わせて78,775,400株ですが、海外売り出し分を除いて、55,142,800株、国内での最大当選枚数は551,428枚です。

当選枚数は、多いIPO銘柄です。想定価格の1,580円で計算した吸収金額は、約1,244.7億円で「大型規模」の吸収額となります。

申込みができる証券会社

  • 主幹事証券:
    ・大和証券
    ・三菱モルガン・スタンレー証券
  • 幹事証券:
    SMBC日興証券
    ・みずほ証券
    ・野村證券

※ブックビルデング申込期間は、11月27日(月)~12月1日(金)となっています。

ロックアップと株主上位

氏名・名称 所有株式数(株) 所有割合(%) ロックアップ
SGホールディングス
グループ従業員持株会
86,547,315 27.03 180日
新生興産(株) 37,872,000 11.83 180日
公益財団法人佐川美術館 24,200,181  7.56 180日
栗和田 榮一 16,018,800  5.00 180日
(株)三菱東京UFJ 14,959,860  4.67 180日
(株)三井住友銀行 12,600,000  3.94 180日
 三井住友海上火災保険(株)  12,600,000  3.94 180日
 住友生命保険相互会社 12,600,000  3.94 180日
 佐川印刷(株)  11,308,200  3.53 180日
 損害保険ジャパン日本興亜(株) 10,200,000  3.19 180日
 いすゞ自動車(株) 9,900,000  3.09 180日
 SGホールディングス(株) 9,787,449  3.06
 田中産業(株) 9,600,000  3.00 180日
 佐川正明  9,217,200  2.88
 佐川光 5,394,600  1.68
 公益財団法人SGH財団  5,118,000  1.60 180日
 フューチャー(株) 3,000,000  0.94 180日

■ 上記株式保有分のうち、SGホールディングスグループ従業員持株会の保有する70,682,900株は今回の売出株式となります。

※ロックアップ180日目は、平成30年6月10日(日

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SGホールディングスの株主優待・配当金はあるの?

ライバルであるクロネコヤマトのヤマトホールディングス(9064)や、日本通運(9062)には株主優待はありません。

佐川急便のSGホールディングスについての株主優待は現時点では不明です。

佐川急便での株主優待

株主優待制度の内容 不明(詳細が分かり次第更新いたします。)
金額
回数
使用期限
使用条件

SGホールディングスの配当金は?

また配当金については、「これまで継続的に行われている」ことからも、新規上場後でも引き続き、行われることが予想されます。

【配当の状況】

  • 28年3月期 30円(配当性向9.4%)
  • 29年3月期 36円(配当性向13.1%)
  • 30年3月期 (連結)配当性向30%目標

上場後の配当政策については、連結配当性向30%目標を打ち出しています。

なお、ライバルであるクロネコヤマトのヤマトホールディングスの配当金は、2018年3月期で、1株当たり27円(中間:13円・期末14円)を予定。

佐川急便のIPO株価の初値予想

初値予想は、あまり上昇は期待できそうにありません。

(国内)最大当選枚数551,428枚、想定価格1580円で計算した吸収価格は1,244.7億円の巨大IPOです。上場先はおそらく東証1部になると思われ、想定時価総額は5,059.1億円と2017年度では最大規模のIPO銘柄となっています。

【プラス】

  • 子会社の佐川急便の知名度、話題性は抜群
  • 【外部環境】日経平均株価が最高値更新

【マイナス】

  • 当選枚数の多さ&時価総額の大きさからくる需給の重たさ
  • 業績は横ばい状態(潜在的成長性を感じない)
  • 一部、ロックアップが外れている株主あり
  • 割安感なし(PER17.78倍・PBR1.57倍)
  • 売出株のみ公募株はゼロなので、さらなる成長への資金ニーズを感じさせない

佐川急便と言えば、2016年12月に発生した「配達員が荷物を叩きつける」動画がアップされてしまったり、トラックの駐車違反をした際に、別の者に身代わりを頼んだりといったことが問題となったことは記憶に新しく、いまだにあまりよくない印象を持っている方もいることでしょう。

もともと東証1部上場の規模が大きい新規上場なため、初値での大幅な上昇は難しそうですが、誰でも知る「佐川急便」の親会社という話題性は十分なIPO。

当選枚数は多くその分当選確率は増えるため、その知名度から「これを機会にIPO投資を始めてみるかな」という方も出てきそうな銘柄です。

通常であればあまり期待できなさそうな条件ですが、「クロネコヤマト」と並んで『佐川急便』のその知名度や、想定価格1580円(最小単位購入額15.8万円)という手ごろ感から、多少の上昇は見られるのではないかという気もしています。

ただし、公募割れの可能性もあるため、まずは仮条件の行方を見守りたいと思います。

【11月IPO】

【12月IPO】

  • 12/1(金)アトリエはるか(6559/名証セントレックス)
  • 12/13(水)SGホールディングス(9143/東証)

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佐川急便のIPOに応募する方法

佐川急便株を保有するためには、IPO(新規公開株式)で狙っていく方法があります。IPOで株式を購入するためには、まず証券会社の口座を持っていないと申し込めません。

主幹事は大和証券三菱モルガン・スタンレー証券です。

それ以外で、SGホールディングス株を狙うなら、SMBC日興証券などで申し込みができます。

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