2月15日(水)に、インターネットインフィニティー(6545)の東証マザーズへの上場が承認されました。
インターネットインフィニティーは、ヘルスケアソリューション事業及び在宅サービス事業を行っている会社です。
これにより、インターネットインフィニティーは3月21日(火)に上場予定となりました。またこれで、同日21日には東証マザーズへ上場予定の博多一風堂を運営する力の源ホールディングス(3561)と2社同時上場となっています。
なお、仮条件は1,240円~1,320円。想定価格である1,240円に対して強気の設定で、公開価格も上限である1,320円で決定しています。当初の予想より期待値は高くなりそうです。
[adsense]
Contents
インターネットインフィニティーが上場!
株式会社インターネットインフィニティー
想定価格1,240円から計算したPER(連結)は21.5倍、PBR(連結)は3.64倍、公開時価総額目安は15.2億円です。
(PER:第12期決算時の当期純利益・PBR:第13期第3四半期決算時の純資産額を基に算定)
業績的には、売上高の右肩あがりが続いています。当期純損益も第10期を除き、黒字となっています。
監査法人は「有限責任監査法人トーマツ」
業種は「サービス業」です。
上場日までのスケジュール
銘柄名/証券コード | インターネットインフィニティー/6545 |
市場 | 東証マザーズ |
上場日 | 3/21(火) |
仮条件決定日 | 2/28(火) |
BB期間 | 3/2(木)~3/8(水) |
公開価格決定日 | 3/9(木) |
購入申し込み期間(※) | 3/10(金)~3/15(水) |
払い込み期日 | 3/17(金) |
(※)証券会社によって期日が異なるため、お申込み証券会社でご確認ください。
発行条件など
決算 | 3月 |
申込単位 | 100株 |
想定価格 | 1,240円 |
仮条件 | 1,240円~1,320円 |
公開価格 | 1,320円 |
株価初値3/22 | 5,040円(+381.82%) |
公開株式数 | 224,000株 (公募130,000株・売出65,000株・OA29,000株) |
上場時発行済株式数 | 1,225,400株 |
オーバーアロットメント(OA)合わせて224,000株なので、最大当選枚数は2,240枚です。
当選枚数は、少な目でかなり当たりにくいIPO銘柄です。想定価格の1,240円で計算した吸収金額は、約2.78億円でマザーズ市場では「小型規模」のIPO銘柄となります。
申込みができる証券会社
※ブックビルデング申込期間は、2017年3/2(木)~3/8(水)となっています。
ロックアップと株主上位
氏名・名称 | 所有株式数(株) | 所有割合(%) | ロックアップ |
別宮 圭一 | 442,000 | 35.21 | 90日又は1.5倍 |
大同生命保険(株) | 100,000 | 7.97 | 90日又は1.5倍 |
(株)デジタルガレージ | 98,200 | 7.82 | |
藤澤 卓 | 86,000 | 6.85 | 90日又は1.5倍 |
山田 知輝 | 80,000 | 6.37 | 90日又は1.5倍 |
キューピー(株) | 60,000 | 4.78 | 90日又は1.5倍 |
(株)新生銀行 | 50,000 | 3.98 | |
みずほ成長支援投資事業有限責任組合 | 37,800 | 3.01 | |
インターネットインフィニティ―従業員持株会 | 32,000 | 2.55 | |
(株)日本ケアサプライ | 31,200 | 2.49 | 90日又は1.5倍 |
別宮 均 | 26,000 | 2.07 | 90日又は1.5倍 |
星野 健治 | 26,000 | 2.07 | 90日又は1.5倍 |
投資事業組合オリックス10号業務執行組合員 オリックス・キャピタル(株) |
20,000 | 1.59 | |
中尾 洋平 | 19,000 | 1.51 | 90日又は1.5倍 |
別宮 琴枝 | 15,000 | 1.19 | 90日又は1.5倍 |
別宮 聡太郎 | 15,000 | 1.19 | 90日又は1.5倍 |
金子 彰子 | 14,000 | 1.12 | 90日又は1.5倍 |
上野 泰彦 | 14,000 | 1.12 | 90日又は1.5倍 |
山田 千恵子 | 10,000 | 0.80 | |
別宮 由香 | 10,000 | 0.80 | 90日又は1.5倍 |
■ 上記株主の保有分の内、山田 知輝氏の保有する30,000株・別宮 圭一25,000株・藤澤 卓10,000株は今回の売出し株となります。
※ロックアップ90日目は、平成29年6月18日(日)
[adsense]
インターネットインフィニティーのIPO株価の初値予想
初値予想としては、初値での大幅な株価上昇は難しそうです。
最大当選枚数は、2,240枚とかなり少な目で想定価格から計算された吸収価格が約2.78億円・想定時価15.2億円とかなり軽めとなっています。
東証マザーズ&小型株。需給的には問題なく、初値から株価上昇が期待できるところです。
ただし、インターネットインフィニティ―は、「介護」と「インターネット」の組み合わせの提案などを通じて新事業のチャレンジなども行っていますが、主軸は『要介護高齢者向けの在宅介護サービス』を運営している会社なので、介護関連株のど真ん中になります。
会社名からするとIT系に思えますが、実質的にはIPO的に不人気な介護関連株なので、業種的な人気はなさそうです。
さらに、PER・PBRからした指標的に割安感もありませんが、業績的には堅実に伸びているようにも見えるため、初値で上昇の主要因ともいえる『需給』を第一に考えれば、ある程度の上昇は期待できるのではないでしょうか。
【上場日・IPO銘柄名・証券コード/市場】
2月IPO
- 2/16(木) 日宣(6543/JQ)
- 2/23(木) レノバ(9519/東証M)
- 2/23(木) ユナイテッド&コレクティブ(3557/東証M)
- 2/23(木) フュージョン(3977/札証A)
3月以降IPO
- 3/7(火)ロコンド(3558/東証M)
- 3/9(木)ピーバンドットコム(3559/東証M)
- 3/15(水)ファイズ(9325/東証M)
- 3/16(木)ほぼ日(3560/JQ)
- 3/16(木)うるる(3979/東証M)
- 3/17(金)ビーグリー(3981/東証M)
- 3/17(金)ジャパンエレベーターサービスホールディングス(6544/東証M)
- 3/21(火)力の源ホールディングス(3561/東証M)
- 3/21(火)インターネットインフィニティ―(6545/東証M)
- 3/22(水)マクロミル(3978/東証1部?)
- スシローグローバルホールディングス/あきんどスシロー?
インターネットインフィニティーのIPOに応募する方法
インターネットインフィニティー株を保有するためには、IPO(新規公開株式)で狙っていく方法があります。IPOで株式を購入するためには、まず証券会社の口座を持っていないと申し込めません。
主幹事はみずほ証券ですが、以下ではそれ以外のIPO幹事の中でねらい目ネット証券会社です。
2015年に創業100周年となった老舗証券。2016年度の実績は、新規公開株83銘柄中25銘柄と実は約3割のIPOに食い込んでいます。
IPOの当選確率を上げるにはもってこいの証券会社です。口座開設、口座維持費用も無料で、IPOは公平な完全抽選制です。意外と穴場かもしれません。
関連記事 SBI証券でIPO投資&株主優待は、利用しないともったいない!
今回の幹事証券ではありませんが、チマチマとミニ株投資などでもよく利用しています。
マネックス証券でのIPOの抽選は全て平等なので、小口投資家でも当たりやすい証券会社です。『本気で当てたい』IPO銘柄の際には、複数の証券会社での申し込みが基本なのでこちらも開設しておくとよいでしょう。