南米で初めての夏季オリンピックです。さっそく水泳の荻野選手が400m個人メドレーで金メダルを獲得。その他にも日本として早くも銅メダルを4つ獲得と、熱い戦いが繰り広げられています。
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日本では連日猛暑が続いていますが、熱く盛り上がっているブラジルのリオジェネイロは南半球。なので北半球にある日本とは逆になあるので季節的には今が「冬」です。「夏季五輪」といっても、向こうは冬なんですね。
でも冬といっても寒くはなく、1日の平均気温は22度前後と過ごしやすいそうです。とはいえ、その日の天候により1日の気温の上下が激しいので、雨が降った時には気温が10度近くにも下がるそうですが。
日銀ETFとハゲタカファンド
「とにかく株価を下げさせない」
あるいは、「とにかく株価を上げる」
7月29日の日銀の金融政策決定会合で発表された、年間6兆円にもなるETFの買い入れ。今までも買っていましたが、倍増となりました。
日本銀行は直接に企業の株を購入し、その会社を支配してはいけません。なので、ETF(上場投資信託)を使っているわけですが、実質的には株式を持っているのと同じです。
でも、これに目につけて儲けを企むのが外資ハゲタカファンド達というものです。当然、指数に入る株式には殺到することでしょう。そして程よく儲けが出たところで、利益確定と売り浴びせる。すると我々のような、「提灯」または「イナゴ」も散って、株価が程よく下がったところで、彼らはもう一度購入。
年間6兆円のETF購入はもちろん株価の買い支えとなり、日本株にとってのインパクトは大きいわけですが、一旦購入したものは、やはりどこかで売らないといけないはず。でも、現在「経済対策」を最優先に掲げる安倍内閣の下では、なかなか売るタイミングは難しそうです。
そして、すでに日銀は2016年4月の段階でも、日経225に採用されている銘柄の9割で”実質的な“大株主となっているようです。つまり、それだけ爆買いしたという証。
ETF爆買いの果て、日銀が日経平均企業9割で実質大株主ー資産 -Bloomberg-
アベノミクスは効果が出ている?
「なのに、株価は…」
と考えると少々恐ろしい話ですが、後戻りはできないアベノミクス。それでも足元の有効求人倍率(2016年6月)は1.37倍となり、全都道府県において1倍を超えました。失業率は3.1%と前月よりも0.1%低下。指標的には好調のようです。
労働力調査(基本集計)平成28年(2016年)6月分-総務省-
とにかくやれるだけのことはやってみる。そもそも金融政策の目的は物価や通貨価値の安定にあるので、その効果はマクロで見るべきものなのでしょう。
なので、目先で悲観ばかりしていてもしかたないですが、改造内閣によるアベノミクスがこれから徐々にでもいい意味で私たちの懸念を裏切ってくれるとよいですね。
【日銀ETF購入の推移】
8/1 -
8/2 347億円
8/3 347億円
8/4 707億円
8/5 -
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