コメダホールディングス(3543)は、愛知県名古屋市を中心に展開する喫茶店チェーン「珈琲所コメダ珈琲店」や「甘味喫茶おかげ庵」を運営している会社です。直営店舗よりもFC(フランチャイズ)による委託による拡大を重視しています。また2016年4月には海外第一号店となる中国の上海にも店舗をオープンさせました。
株主優待は、「コメダ」で利用できる1,000円分を自社プリぺードカードであるKOMECAに年2回(年間2,000円分)チャージしてもらえます。
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コメダホールディングスの株主優待
株主優待の内容:
■プリペイドカードKOMECA
100株以上 | ①コメダで利用できる1,000円分をKOMECAにチャージ(年2,000円分) |
- 贈呈時期:毎年12月下旬(8月末日株主)・6月下旬(2月末日株主)頃チャージ予定
- 店舗の展開地域:愛知県を中心に展開(北海道は2016年8月10日に東札幌に初出店。沖縄は未定。)
- 年間獲得優待:1,0000円×2回=2,000円分/年
権利確定日 | 2月末日・8月末日 | 年2回 |
優待獲得最小単位 | 100株以上 | ー |
配当利回り(会社予想) | 2.71% | 2017/10/11現在 |
1株あたり配当金 | 50円(25+25) | 100株:5,000円 |
最小購入価格 | 184,500円 | 2017/10/11現在 |
■ 株主還元を経営上の重要な課題とし、中長期的には配当性向(連結)50%程度を目標。
(新規上場申請のための有価証券報告書より)
【株主優待が使えるお店】
全国のコメダ直営店・FC店(一部の店舗を除く)
株購入のタイミングと株価の推移
コメダホールディングス 6ヶ月チャート 【引用元:ヤフーファイナンス】
※上場日:2016年6月29日(水)
株価(東証1部) | 1,845円(17/10/11現在) |
PER(会社予想/連) | 16.73倍(同上) |
PBR(実績/連) | 3.35倍(同上) |
自己資本比率の推移(連結) | 29.8%→36.1%→39.7%/2015~17年2月期 |
売上の推移(百万円) | 19,186→21,721→24,052/同上 |
経常利益の推移(百万円) | 5,023→6,335→6,668/同上 |
■ 上場時の公募価格は1,960円。
株価プラス期待
・・2016年4月現在での店舗数は、コメダ珈琲店681店舗(FC671・直営10)、おかげ庵が7(FC6・直営1)店舗。2020年度までには1000店舗体制を目指す。臼井社長は東南アジアにも出店意欲がある様子。かつて上場していた「スタバ」のような人気株となるか?
株価マイナス懸念
・・目先の指標的(特にPBR)には株価に割高感あり。時価総額はすでに「ドトール」を運営しているドトール・日レスホールディングス(3087)に迫っている。
コメダホールディングスの会社概要
3543 コメダホールディングス(株)
本社所在地:〒461-0004 愛知県名古屋市東区葵3-12-23
コメダホールディングスは、フルサービス型の喫茶店チェーン「珈琲所コメダ珈琲店」を運営する株式会社コメダの持ち株会社です。コメダ珈琲店は創業者の加藤太郎氏が名古屋で始めたのがきっかけで、1970年よりフランチャイズ展開が始まりました。なお現在のほとんどの店舗がFC店となっています。
連結子会社である株式会社コメダは、FC加盟者に対しての出店物件選定から店舗建物、内装などの設計施工ノウハウの提供、運営指導、食資材の製造や卸売、店舗用地や建物の転貸などを行っています。直営店を設けている理由はFC加盟店への知名度向上や研修施設などFC事業を補完するためにあるそうです。
■ 創業者はすでに経営を離れ、現在の筆頭株主はMBKP III Limitedという外資系ファンドです。
株主優待コメント&まとめ
コメダの事業の中心はFCビジネスにあります。
そしてここのFCオーナーが支払うロイヤリティは、月額1席1,500円(税別)という、売上に連動しない固定費のビジネスモデルです。
FCオーナーにとっては、「売上が上がれば上げるほど儲かる(ロイヤリティが増えない)」仕組みなので、新規にFCを検討している方のやる気を誘いやすく、出店はまだまだ続きそうです。
自宅近くにコメダ珈琲の店舗がある方にとって、この高配当はなかなか魅力的に思えますが、優待内容の変更により、新規上場当初の株主優待であった、年間1200円相当×2回は、年間1000円×2回にダウンしています。
また、選択制であった「自社商品詰め合わせ」もなくなりました。
ただし前回の株主総会においては、
『株主総会における議決券を有効にすると500円分の「KOMECA」チャージがもらえる』という条件が付いたため、結果的に年間獲得できたのは2500円相当となり、実質的には優待改悪ではなく、改善となりました。
今後もこの制度が続くのかは不明ですが、今のところの総利回りはなかなか悪くないものとなっています。
【年間総合利回り(配当利回り+優待利回り)の計算】
①年間配当金:2,500円×2+株主優待(※):1,000円×2+500=7,500円分
②2017年10/11時点での最小購入単位184,500円
③ ①÷②×100≒4.07%
※100株株主の場合
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コメダ珈琲の株主優待をもらうために
■ 株主優待検索・30年チャートあり
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