PER(株価収益率)とは

会社の株の価値をはかる株式指標によく、PER というのがでてきます。

さて、これはなにを表しているのでしょうか。

結論から言えば、
span style=”color: black; font-size: large;”>投資先の現状の株価を判断する指標の一つで、会社の利益の側面から、株価の状態を判断するものです。

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具体的には現在の株価が、その会社の1年の利益の何倍まで買われているかを判断することができます。

PER はパーではありません。ピー・イー・アールと読みます。PERは英語で、Price Earnings Ratio の略です。日本語訳すると、priceは 値段、earningsは 儲け、 ratioは 割合 を意味します。

値段、儲け、の割合。⇒(株の)価格、収益、の比率。⇒株価収益率ということで、PERは日本語で、株価収益率と訳されます。PRICEに本来、株の値段という、株に限定する意味はないはずですが、この指標が、企業価値の算定=その株の価値はいくらかの計算によく使用されるため、わかりやすいように日本語に付け足されているんでしょうね。

さて、そのPER、株価収益率なるものですが、どんなことに使われるんでしょうか?

例えば、 新しく株を始めようかと証券口座を作って、投資用の入金を済ませた人は、どのようにして、投資先の会社を選ぶのか?

株式優待でディズニーランド・シーでの1ディパスがもらえると聞いたから、その運営会社のオリエンタルランドの株を買う。

投資先の選び方は、それぞれの考え方によって色々あると思います。

ちなみに(株)オリエンタルランドの株価は、2014年の6/2現在17,255円で、単元株数(最少購入単位)が100株なので、17,255円×100株=1,725,500円とずいぶんお高めです。(購入手数料除く)

約172万円もします!でも、2年前の2012年の6/1の株価は、8,500円でした。ということは、8,500円×100株で、85万円。価格差は、2倍以上になっています。

はたしてこれで、今買い時と言えるのかどうか。
結論としては、わかりません。

人気がさらに続いたり、東京オリンピックに向けて日本経済がもっと良くなってくるようならば、さらに上がっていくかもしれないし、関西で今、ハリーポッター村(?)なるものができて大人気になりそうな、ユニバーサルスタジオジャパンの方が面白いと評判になれば、ブランド価値が相対的に低下することになるので、下がる可能性がでてきます。

じゃあ、このPERを知ることに何の意味があるのか。

この会社が割安か割高かを判断する材料の一つになります。

投資をするかしないかの最終決定のプロセスのために、情報は多いにこしたことはありません。
天才的なひらめき(勘)で投資先を決定し、うまくいく神様のような一部の例外を除いて、普通はその会社を投資先にふさわしいか色々な角度から分析することが望ましいはずです。

PERの出し方は、株価収益率 = 株価 ÷ 一株当たり当期純利益(EPS)です。例えばオリエンタルランドの場合、17,255円 ÷ 742.9.円(次回決算の予想平均)≒23.22 となりPERは約23.2倍となります。

で、肝心の何が23.2倍なのかというと、一株当たり当期純利益の742.9円が23.2回(通常は23.2年と同じ)続くと、現在の株価価値、17,255円の株価になるということ。つまり、今の株価は、純利益の23.2倍まで買いこまれている。

同じ計算の仕方で、他のテーマパーク関連の会社と比べてみると・・・

6/2 サンリオ    株価 2,800円  PER  16.5倍
6/2 よみうりランド 株価  452円 PER  25.1倍

テーマパーク以外の会社の場合では・・・

6/2  ガンホー(パズドラの制作・運営会社) 株価  672円 PER 11.8倍
6/2  吉野家 株価 1,310円 PER 58.3倍
6/2 任天堂 株価 11,835円 PER 82.3倍
6/2 ファーストリテーリング(ユニクロ) 34,480円  PER 35.7倍
6/2 東日本旅客鉄道  7,849円 PER 15.0倍
6/2 ローソン   7,330円 PER 18.2倍
6/2   ソニー   1,654円 PER 75.0倍
6/2 ユーグレナ  1,084円  PER 554.7倍

特に、吉野家、任天堂、ソニー、ユーグレナ などは他と比べて割高に見えます。

そして東京証券取引所が出している2014年5月のPER平均値を見てみると東証一部市場全体では、 PER 21.9倍テーマパークが分類されるサービス業では、PER 24.0倍ソニーが分類される電気機器では、PER 34.5倍このカテゴリーの中では小売業に分類される吉野家では、PER 20.1倍

東京証券取引所統計資料

このように、投資検討先が割高か、割安かを判断するのには、同業種平均、又は同業他社と比較してあげる必要があります。

ところで、PERが554.7倍の(株)ユーグレナとは「ミドリムシ」 を食用、燃料などに加工しているバイオ関連株として人気の会社です。

「ミドリムシ」とは、あれです。あれ。ミジンコ、ミドリムシ、ゾウリムシ・・ の淡水プランクトンの一種です。小学校か中学校の理科の実験で出てきませんでしたっけ?

PER554.7倍は、異常に割高なぐらい買われていますが、潜在的需要の高さと、ミドリムシ利用の一番会社としての位置づけから、今後も爆発的に発展して行く未来のお宝株 と考えて購入している人も多くいるのではないかと思います。

(この会社を別に推奨しているわけではありません。僕も持ってないし)

このようにPERは、高ければもうそれ以上株価は上がらないというものでもないので、あくまでも、投資先の現状の株価を判断する、一つの目安のとして考える使い方がよさそうです。

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