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株には夢がある!とIPOや株主優待、たまに仮想通貨などマネーに関わること中心に語っています。

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21世紀最大のIPO日本郵政上場の秋到来!なんだかんだ言っても人気株?

      2015/10/21

軽井沢写真軽井沢レイクガーデン

本日の日経平均は、3営業日ぶりの反落でした。
18,131.23円 前日比 -160.57円(-0.88%)

秋も少しずつ深まり、平野部の木々にも紅葉の気配が感じられるようになってきました。昨日は車で軽井沢を訪れたのですが、

とてもいい天気で、始まりかけの紅葉もとても綺麗でした。
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日本郵政グループの2社の売り出し価格が決定

日本郵便上場紅葉の…と言うことで、ついに迫ってきました。

TVのCMでも見かけるようになりましたが、ついに日本郵政グループの株式上場です。今回上場するのは、日本郵政ゆうちょ銀行かんぽ生命の3社です。

  • 上場予定日:2015年11月4日(水)
  • グローバルコーディネーター:野村証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、ゴールドマン・サックス証券、JPモルガン証券の計4社
  • 主幹事:【国内区分】大和証券、野村証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券【海外区分】ゴールドマン・サックス証券、シティグループ証券、JPモルガン証券、UBS証券【国内特定区分】岡三証券、東海東京証券の合計11社

主幹事証券会社は、異例の11社となっています。

そして本日10月19日、株式を上場する日本郵政グループ3社のゆうちょ銀行かんぽ生命の株式売り出し価格が決定しました。

 

すでにブックビルディングに申し込まれていた人からは、

「当たった!」

「外れた!」とさまざまな声が出ているようです。

結構落選している人も多いように見えるので、色々問題はあってもさすが日本郵政グループですね。やはり人気はある様子。

また、親会社にあたる日本郵政については、26日に決定となります。

 

自分がバイトしていた郵便局、つまり配達部門を担う日本郵便はこの日本郵政の子会社ですが、今回上場はしません。

でも親会社の日本郵政が上場するので、今後、経営的には外部環境にさらされることにはなってきます。

日本郵政グループの売り出し価格

 
名称 上場日 仮条件 売り出し価格 最低購入価格(100株)
日本郵政 2015年11月4日 1100~1400円 10/26決定 10/26
ゆうちょ銀行 2015年11月4日 1250~1450円 1450円 14万5,000円
かんぽ生命 2015年11月4日 1900~2200円 2200円 22万円

 

2社とも仮条件の上限いっぱいの値段で決まりました。これはブックビルディングにおける需要と供給において需要が勝っていることを示しており、この分だと日本郵政の価格1400円になりそうです。

 

といっても、一人で何個も応募している人も多く、最近のIPOはほとんど上限で決まっています。最近の例外は10/22上場予定の4594グリーンぺプタイドです。仮条件の下限、450円で決まっています。(直近の決算において経常赤字のため不人気?)

ゆうちょ銀行、かんぽ生命についての経営は、比較的安定しているようです。

 

今後、政府は保有している郵政株を2、3年に一度のペースで、全部で3回に分けて売却する予定ですが、日本郵便はその中には入っていません。

ユニバーサルサービスが義務づけられている郵便局が重し?

現状の日本郵政には、法律でユニバーサルサービスが義務付けられています。

ユニバーサルサービスとは、公共的なサービスとして誰もが等しく受益できるもの。これによると、たとえ離島や過疎地域等交通手段が整っていない地域であろうと、全国一律に同じサービスを提供することが求められます。

このことにより一番、影響を受けているのが日本郵便なわけです。

そういえばこの前TVで、雪深い限界集落に住んでいるお年寄りに雪をかき分けて配達をしたりする郵便配達員のドキュメンタリーをやっていました。これは消費者にとっては大変ありがたいサービスなのですが、営利企業として考えた場合には明らかに大赤字です。

にもかかわらず、そういったエリアもカバーする必要のために、やたらと人件費がかかることにもなります。そして、全国約8割の郵便局では赤字になっていると言われているのです。

 

そんなことをいいながら、2015年3月期の日本郵便の単体での決算は、実は154億円の黒字でした。

でもこれは、ゆうちょ銀行やかんぽ生命からそれぞれ銀行業務と生保代理店を行っている売り上げ、つまり窓口代行業務としての内部取引とも言える手数料収入が大きく利益を支えているおかげです。

日本郵便株式会社決算概要【2015年(平成27年)3月期】

内部取引に依存している郵便局

今後、3段階の政府による株式放出により、ゆうちょ銀行とかんぽ生命、そして親会社の日本郵政の株式は民間の手に渡ることになります。

よって、普通の状況であれば、日本郵政の直下にある赤字体質の日本郵便との関係も薄れていくことになりますが、じつは現状の銀行業務と保険業務の窓口業務は、日本郵便に委ねているところが大きく、非常に入り組んだ人的構造となっています。

 

表面的には”郵便局”でくくられている建物の中に、郵便事業をする日本郵便、銀行事業をするゆうちょ銀行、保険事業をするかんぽ生命がそれぞれ存在しています。でも、多くの”郵便局”では、日本郵便の社員が他の2つの事業の委託業務を行っているからです。

その結果、日本郵便の社員の中にこの「委託業務」に詳しい窓口スタッフが大勢いるわけで、これらをバッサリと他へ乗り換えるという判断は、なかなか難しいのではないでしょうか。

つまり、重しとなっている日本郵便ともいつまでも関わっていかざるを得ない。

よって株式が株主の手に渡っても、株主総会で経営改革を声高に叫んでも、なかなか変化しにくい構造であり、世の中の需要に対して革新的に対応していくことは難しそうなのでは?

 

日本郵政株まとめ

そんなわけで、
僕は全然、今回のIPOを欲しいと思わない

のですが、そうは言っても21世紀最大のIPOとも呼ばれる今回の「日本郵政上場祭り」です。

そして、不気味なのは今年の6月にゆうちょ銀行の運用責任者にゴールドマン・サックスの元副会長の佐護勝紀氏が就任していることです。

ゴールドマン等の外資が強く絡んでくると、また一つ別の視点からも考える必要があるかもしれません。

「彼らは、郵便局を使ってどのようにして儲けるつもりなのか?」

 

また、今まで「オレオレ詐欺」には騙されないぞと、こつこつとタンス預金していた堅実な人達が、郵便局ってだけで買ってみる気にもなっているかも。

今回の大箱は、結局蓋を開けるまで何が入っているかわからなそうです。

 - 株の銘柄調査 , ,

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