優待・配当株をひたすら増やしてみると

株には夢がある!と個別銘柄にあれこれいいながら、だんだん株以外のことについても語っています。

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キャッシングで株を買うのは無謀か?

      2016/03/31

「お宝株を見つけた!でも、手持ち資金がない・・・」

「こうなったら、キャッシングで株式を買おう。値上がりさえすれば、借金分は返しても儲けがでるし!」

株式に興味があるけれども、手持ち資金がないという人ならこんな発想もあるかもしれません。今回は、この考え方が実際に通用するかどうかについて考えてみることにします。

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   同じタイミングでは儲からない

自分も10万~20万ぐらいと額は少ないですが、何度かキャッシングで株を購入したことがあります。「次の給料なんか待てない。今スグその株を買っておかないと明日には値上がりしてしまうかも・・。」との思いからでした。

でも、そのほとんどの場合で、その投資(投機・バクチ)は結局失敗に終わりました。

「今借金をしてでも、この株を買いたい」と思い込んで買った株は、後で考えるとタイミング的にも冷静さを欠いていた状況であることが多かったです。(市場の中で急に注目され、お祭り騒ぎになっている、又は色々とうわさが出始めている状況とか)

急激に株価が上がったので、他の人と同様に自分がその会社の存在に気づき、調べてみると、その会社の将来の潜在的な価値は、まだまだ評価されていない様子。

つまり、この会社はお宝株で、将来的にユニクロガンホーように大きく成長し、株価も何十倍になるかもしれないと、勝手な希望的観測でみんなと同様に判断を行い(←ここがミソ)、結局自分が買った後には株価は下がっていく・・・。

もちろん、単に下手くそだった自分の一例ではあるし、1%ぐらいの確率で、その株が本当にお宝株である可能性もないとは言えませんが、他の人がキャッシングで株を購入する場合も、キャッシングの利息を超える利益を出そうとするあまり、自分で調べて見つけ出したというよりは、目先急上昇しているような株にばかり飛びついてしまう傾向は高くなるのではないでしょうか。

それに、お宝株率1%に賭けるのも無謀ですよね。。

毎月の支払いが結構負担

それでは、キャッシングして株を購入した場合は、どのくらいの利益を出す必要がでてくるのでしょうか。

例えば、100万円を1年(12か月)払い、年率18.0%で借りた時の毎月の返済額と、利息はどうなるかを見てみることにします。

毎月の返済額は、91,680円、利息総額は100,160円、となります()。また、毎月の返済額を90,000円に抑えた場合は、返済期間は1か月延びて、13か月となり、利息総額は102,232 円となります()。

100万円1年間借りて、実質的には10%ぐらいの実質利息ですね。ということは、1年以内に100万円を110万円以上に増やせる自信があるのであれば、借りた方がよいということになるのか。()元利均等返済の場合

ここで、見落としているところが一点あります。それは、毎月、返済していかなければいけない支払があるという点です。どちらの方法をとっても、毎月9万円以上のお金をきちんと返済し、借入元本が減っていっているからこそのこの利息総額、実質年利です。

返済を滞らせてしまえば、元本が減っていないので、元本に対する利息は増え、その上延滞利息までもがかかってきてしまいます。手持ち資金がないので100万円借りて株を買ったはいいが、毎月、9万円以上の返済はある・・・。これだけでも、結構毎月のハードルは高いですよね

 投資の神様、ウォーレンバフェットのパフォーマンス

ところで、世界第1位のお金持ちになったこともある、アメリカの有名投資家で、ウォーレンバフェットという人物がいますが、この方の株式投資のパフォーマンス(儲け)平均が22%です。毎年22%を、複利で運用し続けると、20年後にはなんと資産が53倍になります。

その有名人のパフォーマンスですら22%ですので、その半分の11%という数字を維持し続けるのも簡単ではなさそうです。

>>複利計算シミュレーションをしてみたい方はこちら

逆に、手持ち資金がある状態で11%というパフォーマンスを10年間上げ続けられるのではあれば、資産を約2.8倍にすることができますが、キャッシングで投資を行った場合は、利息でとられ、残念がながら儲けはでません・・・。

もちろん、相場自身の外的環境により、一時的にパフォーマンスが高い年もあると思います。2012年の11月以前より株を保有していた人であれば、アベノミクスによる日経平均の上昇により、資産が1.5~2倍ぐらいになっている人は、結構いるのではないでしょうか。

でも、2014年1月頭ぐらいからNISAの開始を機会に株を初めてみたという人では逆に、資産価値が減ってしまったという人の方が多いと思われます。なぜなら、2014年11月と最近とを比べた場合、日経平均は倍の数字なっているので、ただ資産を持っているだけで倍に増やした人も多いでしょうが、今年の年初と最近とで比べた場合には、逆に日経平均自体は1000円ほど下がっているからです。

結論

キャッシングをして株式投資をすることは、無謀です。

こんな、当たり前の答えですんません。。。

でも、毎月の高い返済額の支払いは結構負担になるし、
株が値上がっても11%までは儲けにはならないし、リスクは高い割になかなか儲けを出すことができません。

 - 株とお金 , , ,

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